急遽決った地獄のニューヨークの発券でシンガポール


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準備編

 さて2等親がニューヨークに行くそうだ。なんでも3等親を連れて行くそうだ。これなら平和なわけだ。ツアーに入れてしまえばよい。
 ところが1等親が付いていくと言い出した。その1等親から0等親に向け添乗員の指令が下った。
安く上げるならばHクラスのチケットを4人分用意してアップグレードすればいいのだが、この人数は危険である。こうなると1等身の最大限ビジネスクラス確保を命題に動かなければならない。しかも日付が何とも言えない夏真っ盛り。しかも中国オリンピックの直前である。だとするとUAを使うのを前提として....Bクラスだろう。ではBクラスのチケットはどれが安いのか?

 

基本

燃油サーチャージ

その他

合計

SIN発券

B

243400円

41200円

12340円

296940円

KUL発券

B

182180円

28360円

19660円?

230200円

JPN発券 V 150000円 40000円 8620円 198620円
JPN発券 H 190000円

40000円

8620円 238620円

JPN発券

B

259000円

40000円

8620円

307620円

UNITED GO BUSINESS

D

630000円

40000円

8620円

678620円

BKK発券

B

282200円

32520円

12480円

327200円

※週末料金入り

 SIN発券のNYCが高くなってないか?彗星のごとく登場した頃から比べてもSIN発券Bクラスは「1SGD - 65.91JPY」だったのだが、今や「1SGD - 79.54JPY」である。しかも当時無かったYQ(燃油サーチャージ)が41200円である。3割上昇ですな。
 「Mileage Plusの皆様へ、成田からニューヨークまでマイルを使ってビジネスクラスにアップグレードするには24万円必要な時代になりました。9月末までの安い時期でも19万円必要です。」
 KUL発券が安いことは安いのだが、手間がかかる。SIN発券とJPN発券は手間を考えればJPN発券が楽だな。しか〜し、こうなったらどんなに大変か体験して貰おうじゃないの。多少のEQMでも貰わないとやってられませんわよ。と、SIN発券に決定。
もし、もし運良くビジネスクラスが取れれば"UNITED GO BUSINESS"の半額で済む。
 一方、2等親と3等親のコンビはエコノミーで良いと言うことなのでエコノミーの一番安いチケットを手配することにした。しかし、どこから聞いてきたのだがエコノミープラスがいいらしい。エコノミープラスアクセスを買うらしい。これは一人買えば大丈夫のようである。本来ならこちらと同じPNRにすれば問題ないのだが、そうはいかの金玉である。
 そしてVクラスの料金であるが....150000+40000+8620=198620円である。Vクラスでこれである。嫌な時代になったもんだ。多少オンラインの方が安いのだがフライトを合わせるのが面倒なので通常発券にした。

 と言うことで、用意しなければならないチケットは◆NRT-SINのビジネス以上のチケット◆SIN-NYCのBクラスチケット◆NRT-NYCのVクラスチケット◆Economy Plus Accessである。このEconomy Plus Accessですが$349もします。言い換えれば1Pの価値は$349か?

 最初の話では2親等と3親等が単純往復し、0親等と1親等が2親等と3親等のラストフライトを見送りラスベガスに行くはず(その方が日付に融通が利くので国際線のアップグレードは取りやすい)だったのだが、最後まで一緒じゃないと一緒に旅行に行った気にならないという全く持って理解できないことを言い出したので、ラスベガスに寄ることは無くなりました。考えられません。
 色々とAvailabilityを見ていると、ORD、IAD路線というのはかなり混んでますね。SFO、LAX線はと言うと、この暑い時期にはSFO-NRTのUA837は新ビジネスシートと言うことで激混み。こうなるとやはり戻りは西からの方がいい。つまり相当に時間がかかるが戻りは大陸横断をして貰って、西から成田に向かって貰うと。そして新シートではないUA853かUA891を使うと。往路はシカゴ経由だな。これの遅い方の便を使いましょう。
 そして...空港の免税店の充実度という全く興味のない話題からSFO経由となりました。

 全て発券完了。Saverは取れなかったのでStandardで6万マイルを使いNRT-SIN-NRTを取る。これってその分NRT-NYCのエコノミー取った方がよくね?と....後から思う....。そうすればVクラス×1とHクラス×2で675860円です。HをBにしても80万ちょいだったな。
2等親と3等親はVクラス。0等親と1等親はSIN-NRTのBクラス。100万円です....。Economy Plusのこともあったからいいか。ちなみに1等親と2等親からするとEconomy Plusの呼び方は「スーパーエコノミー」だそうです。勝手に名前を付けて、しかもエコノミークラスとは全く別の世界を描いております。このスーパーエコノミーとエコノミーの違いをシートピッチだけ見ると、UAは拳一つ、NH,JLは拳2つ。この程度です。
 例えば全員のアップグレードを考えてHクラスを4席と考えると954480円である。全員エコノミーであるならばUnited Vacationsのツアーに入るとすると1157680円であり、ホテル代が24万円と考えて917680円である。(ホテル代を32万円と考えると831768円)WクラスとHクラスの価格差が4万円とはこれいかに?格安なら込み込み17万くらいだろう....。ま、いずれにしても高いわな。

 さて、発券はいいとして今回(いつもだが....)の命題のアップグレードである。
SIN-NRTの1親等はSaverだから問題ないとして、こちらのチケットはMクラスである。が、何故か取れた。問題はSIN-NRT、NRT-ORD、SFO-NRTが取れません。危険です。

 結構タイトな状況であったが出発の100時間前にコンファームされました。F5 C9 D5 Y9 B9 M9 H9 Q9 V9 W9という状況だったのだが、かなりキャンセルを見込んでいたんでしょうね。NCが取れたのはいいが席がかなり離れた窓側がど真中しか空いていなかったので窓側をチョイスしておきましょう。あとは直接空港だな。ま、なんにしても良かった良かった。



NRT-SIN

 「相当早めの時間」を想定して東京駅で「相当早めの時間」より1時間ほど前に1親等と合流して車で成田へ。「相当早めの時間」より相当早く成田空港に到着したが、そのままチェックイン。ここで「StandardのビジネスクラスをキャンセルしてSaverのF取れる?」なんて聞いてみると、取れるようだ。ま、空いてるし当たり前だわな。これはXCをキャンセルしてXFを取り直すと言うこと。手数料に$150だぁ?1Kって無料じゃないのか?この辺はアワードはあまり使わないのでよく知らないのであった。
ではFを取り直そうとしたところ、なぁ〜んと1親等は丁重にお断り。StandardをキャンセルしてSaverを取れば2万マイル戻ってくるし、どう考えてもFの方がいいと思うのだが、絶対権力には逆らえません。

 こちらのMRTの残りは前日にオンラインチェックインしていたのだが、何が違うのかよく分らない。と言うか、通常のチェックインと同じだな。結局チェックインカウンター又はチェックインマシーンに並ばなければならない。
意味があるのはエコノミークラス利用時のステータスの低い会員(シルバー以下)の場合にカウンターの長い列に並ばないで済むというだけの話。
 チェックインして1親等は両替です。いきなりSGD1000です。$100札を初めて見ました。

 さて、出国審査の前に1親等の「自動化ゲート」登録を済ませ。出国審査へ。ここで無人自動化ゲートの隣の有人ブースに並んだのだが、ここにも指紋スキャナがあるのね。ここはここでパスポートと指紋のスキャンをして通れば出国スタンプが頂けます。でも、どっちにせよこれ意味無いぞ。自動化ゲートでは結局もたもたして遅いので、普通に有人ブースに並んでも時間はたいして変らない。
 出国審査をすり抜け、腹が減ったと大騒ぎする1親等は免税店で化粧品のお買物だそうです。ここで40分....。まだUAの機材はな〜んにも到着してません。それでも時間はまだあるので日本ヘリコプターの居酒屋風待合室へ。
 軽くお食事をしてから殺風景なトンネルを通って今度は日本ヘリコプターの居酒屋風待合室穴蔵店へ。このスープはなかなか美味しいぞっと。
 本日のUA803はガラガラです。余裕でバルクのシートも取れちゃいました。機材は相変わらず壊れてます。ウェルカムドリンクで「スパークリングワインはいかが?」に対して1親等は「シャンパン」と答える。ひるんだCAはすかさず「スパークリングワインね」と答える。どっちでもいいがな。
 1親等はアンチフレンチで0親等はボルドー大好き人間です。こういうときはCAがかわいそうです。なかなかメドックは美味しいのにね。たまに大外れもあるけどね。ちなみに私の一つ目の大学の時の卒業研究はフレンチワインの銘柄データベースですな。ハイパーテキストとビジュアルをリンクさせた物ですな。
ミールはまたまたTRADER VIC'Sのグリーンカレーを頂きました。
 今回は初めてのターミナル3です。広いねぇ〜。基本的なアクセスはターミナル2と一緒というのは好感が持てますね。入国審査は意外と時間がかかりましたね。
このターミナルの到着ロビーの天井の羽はデザイン?それとも空調の風の流れをコントロールしてる?

SIN

 空港からはさくっとタクシーでホテルへ。今回は2年振りにLe M?ridien Singaporeです。高いです。SGD238もしやがります。シンガポールはどこも高いねぇ〜。上昇率はバンコクよりも上でないか?

 エアコンと照明は枕元で集中管理です。ウェルカムチョコレートがありましたがベッドちっちゃ!さ、寝よう。
 翌日は最終日です。まずはホテルのビュッフェで朝食です。ホテルビュッフェで朝食が旅のスタイルのようです。高いです。不味いです。その後0親等のご要望によりオーチャードロードの散策へ。どこもかしこも工事中ですな。景気のいい国は違います。途中マリオットのテラスでお茶(アルコールだが...)をして、ご要望によりリトルインディアへ。
 さらにご要望にお応えして前回よりはちょっと奇麗なカレー屋さんへ。
 1親等はお上品なのでどうしても手で食べられないようです。ま、手で食べなくても全く問題ないんだけどね。リトルインディアを後にし、ホテルへ戻り休憩後ホテルの下のホーカーズ(って言わない?)で軽く食事をして終了。

SIN-NRT

 タクシーで空港へ行きチェックイン。席が離れているので相談したところ、「ボーディングパスにリクエスト書いておくわね、あとはゲートで相談してね」ということで、軽く出国審査を通過してラウンジに向かおうとしたところ。免税店巡りがしたいそうなのだが、朝早くてどこも開いてないぞっと。SQのSilver Kris Lounges に向かうと当然のごとく「シッシ」され、共用ラウンジのSATSプレミアクラブへ。当然ここも初めてなのだが.....日酷いねここ....。

 狭いしなんか仮のラウンジみたいだぞ。一応シャワーはありますね。軽く、エサを味見して搭乗ゲートへ向かいます。

 ゲートでボーディングパスを見せると「ハイハイ」って感じでシートの調整に入ります。なんと最前列の窓側2席を頂きました。偉いぞUA。戻りのUA804は満席どころか溢れているはずなのに凄いもんです。CAは往路と同じでハローアゲインです。

 復路は2食あります。チキンシーザーサラダに下のだが、珍しく不味いぞっと。
 成田に到着しました。相変わらず日本入国は少ないようです。ターンテーブルも10人ほどしか集まってきません。
ところで、ここで恐ろしい光景を目の当たりにすることとなる。なんと中国からの便が三つほど到着です。税関のゲートが恐ろしいことになっている。こう言うときは入国審査と同じように隣が課税のゲートの所に並びます。案の定「こっちこっち」されたので突撃して撃破です。
 行きはクルマで来た物の帰りは大渋滞で時間がかかるので1親等をNEXに放りこんでお仕舞い。


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