WWDC 2007そしてRepair Week


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準備編
 さてさて、やって来ましたWWDC修行。去年はとんでもない時期だったわけですが、今年から元に戻りました。最大の目的はサンフランシスコストップであるが、まずはサンフランシスコにストップしてからどこまで行くかを考える。
最終目的地候補はNYC、ANC、MCO、MIA、STT、AUA、SJUである。まずは単純往復マイルから洗い出してみよう。
 
 
NRT-SFO
10248マイル
NRT-SFO-NYC
15420マイル
NRT-SFO-SEA-ANC
14500マイル
NRT-SFO-ORD-MIA
16334マイル
NRT-SFO-ORD-SJU
18084マイル
SIN-NRT-SFO-NYC
22076マイル
SIN-NRT-SFO-ANC
21156マイル
SIN-NRT-SFO-ORD-MIA
22990マイル
SIN-NRT-SFO-ORD-SJU
24740マイル
BKK-NRT-SFO-NYC
21194マイル
BKK-NRT-SFO-ANC
20274マイル
BKK-NRT-SFO-ANC
22108マイル

6月の料金(アップグレード可能運賃)を見てみると....
 
 
NYC
単価
ANC
単価
MIA
単価
SJU
単価
GO USA 21
V
95000円
6.2円
122000円
8.4円
104000円
6.4円
127000円
7.0円
GO USA 14
Q
105000円
6.8円
132000円
9.1円
114000円
7.0円
137000円
7.6円
GO USA 7
H
125000円
8.1円
152000円
10.5円
134000円
8.2円
157000円
8.7円
GO USA GO
B
208000円
13.5円
235000円
16.2円
217000円
13.3円
240000円
13.3円
SIN発券公示運賃
H
142000円
6.4円
157000円
7.4円
163000円
7.1円
163000円
7.1円
SIN発券公示運賃
M
162000円
7.3円
182000円
8.6円
188000円
8.2円
188000円
8.2円
SIN発券公示運賃
B
186000円
8.9円
210000円
9.9円
216000円
9.4円
216000円
9.4円
BKK発券公示運賃
V
195000円
9.2円
178000円
8.8円
195000円
8.8円
-
-
BKK発券公示運賃
H
250000円
11.8円
229000円
11.3円
250000円
11.3円
-
-
BKK発券公示運賃
B
288000円
13.6円
296000円
14.6円
288000円
13.0円
-
-

このうちBKK発券はほぼ論外。SIN発券のHクラスは30日期限だから使い勝手が悪いが、成田でストップオーバーしないでシンガポールまで行ってアワードのファーストクラスで帰ってくると言う手もあるな。
Systemwide Upgradeを使うとするとV、Qクラス(別にH、M、Bでも使えるのだが)になるのだがこのクラスだと選択枝は日本発券のみである。残るはH、M、BクラスであるがMの場合は期限が同じならば予約クラスがちょっと高い程度でHと変らないのでMならHだろ。すると日本発のB-PEXは高額すぎるので却下。残るは日本発券HかSIN発券Bだな。
おかしい...料金ファイルが変っている...SIN-NYCがS$600位高い...
なんだこれ...ZONE制(正確には違う)になってるぞ....。あ゛Bクラスね。
SIN発券 SIN-SFO
16904マイル
184000円
10.9円/1マイル
SIN-ANC
21156マイル
208000円
9.8円/1マイル
SIN-NYC
20146マイル
216000円
10.8円/1マイル
SIN-MCO
21798マイル
200000円
9.2円/1マイル
BKK発券 BKK-SFO
16463マイル
272000円
16.5円/1マイル
BKK-ANC
20715マイル
302000円
14.6円/1マイル
BKK-NYC
19705マイル
294000円
14.9円/1マイル
BKK-MCO
21357マイル
314000円
14.7円/1マイル

しかしだ、SIN発はHクラスが1年になったぞ。これによりMクラスを除外しましょう。再計算じゃ。

 
 
NYC
単価
ANC
単価
MCO
単価
SJU
単価
GO USA 21
V
95000円
6.2円
122000円
8.4円
104000円
6.4円
127000円
7.0円
GO USA 14
Q
105000円
6.8円
132000円
9.1円
114000円
7.0円
137000円
7.6円
GO USA 7
H
125000円
8.1円
152000円
10.5円
134000円
8.2円
157000円
8.7円
GO USA GO
B
208000円
13.5円
235000円
16.2円
217000円
13.3円
240000円
13.3円
SIN発券公示運賃
H
168000円
8.3円
152000円
7.2円
176000円
8.1円
168000円
6.8円
SIN発券公示運賃
B
216000円
9.8円
208000円
9.8円
200000円
8.7円
208000円
8.4円
BKK発券公示運賃
H
240000円
12.2円
218000円
10.5円
240000円
11.2円
-
-
BKK発券公示運賃
B
294000円
14.9円
302000円
14.6円
314000円
14.7円
-
-

 ん〜どれも高くなったものだ。実売価格は公示運賃より約3万円がプラスされる。しかも殆どの場合ストップオーバーフィーが約1万円で。どうやってもほぼ4万円がプラスされることになる。こうなると思い切って国際線部分はSystemwide Upgradeを使うと割り切って日本発のGO USA 21で東海岸まで飛ぶのがいいのではないか?
 一時はフロリダに行くことを決意したのだが、国内の移動日が週末にリゾート地へ向かい、週明けにリゾート地を出ることになるのでVクラスが空いていない。取れないことはないのだが、基本条件として....
(01)TEDは限り無く使わない
(02)距離が長いときは限り無く3クラスのフライトを使う
(03)なるべく距離を稼ぐ
(04)ラスベガスには寄る
というのがあるので必然的に大好きなオーランドか、気持ちのいいマイアミとなる。これに寄らなければならないラスベガスが入ることとなる。
どんなに高額なファーストクラス"ど"ノーマルチケットでも、このオーランドとラスベガスに"普通に"寄るとなると....
「国際線F→TED→TED→TED→TED→TED→国際線F」というとんでもない辛い旅になってしまう。ちなみに西海岸までファーストクラスが110万円、西海岸までファーストクラスが143万円である価格差約30万円となるが、これで考えるとTED搭乗1回につき6万円である。いい加減にしてくれ。
 強引な余談はさて置き、話を続けましょう。
 オーランドだと絶対的にTEDが入ってしまうが好きな場所である。マイアミだとまだまだよくわかっていないのが悲しいことであるがTEDを回避することが出来る場所である。
(01)オーランドに行く場合はSFO起点に考えると一気に行くか、TEDをふんだんに盛り込むか、IADまで上手く行きTEDを最小限にすることである。
(02)マイアミだとDEN-MIA以外ならTEDを回避することが出来る。
 と言うことで、両天秤でVクラスを探したのだが無いこと無いこと。希望としては夜のIADの滑走路を眺めたいのでIADを入れたいところであるが、気持ちよくSFO-IAD間を探すとMCO(MIA)に乗り継げない。更に週明けの戻り路線がことごとく空いていない。レッドアイも考えたのだが、それでも乗継ぎが7時間だったり、前後のスケジュールの関係だったりで上手く行かない。
 そこでだ!諦めた。フロリダは諦めたんだよ〜だ。
どうせだったらその手前のWashingtonD.Cに行くんだよ〜。行ったこと無いしね。NYCで酒を飲みたかったのだが滞在費が高いしね...。夜に到着ならIADの滑走路を見ることが出来るしね。なによりもフライト選択に幅が出る。
 しかし、いい時間のフライトとなるとやはりVなんていう安っちいクラスには空きがない。なんとか試行錯誤(と、言うのか?)してほぼ完了....のはずが....最後のUS-NRTが取れないぞっと。取れたとしても希望するVクラスだとLAS-LAX-NRTとなってしまう。ん?待てよ....QだとLAS-SFO-NRTが取れるぞ。これだと5Mではない。差額は2000円くらいだぞっと。と言うわけで前半Vクラス後半Qクラスになりました。
 さら〜に、色々調べていたらIADはなんか不便らしいぞ。金額的にも時間的にも体力的にも不便らしいぞ。なんでそんな不便なところがハブなんだ?いいのか乗継ぎ前提だから...。ということで楽な国際線機材を捨て、DCAに目的地を変更。(IADの滑走路はお預けになりました)
 発券と同時に国内線のアップグレードは全て取れた。国際線部分が取れない。NRT-SFOは危険な予感...でも何時も取れてるんだよぉ〜だ。取れないのはLAX(SFO)-HNLなんだよぉ〜だ。
しかし高い....高額なチケットである。基本V(Q)クラスのストップオーバーが1回だけの普通のワシントン行きが15万円近くする。これでマイルを使ってのアップグレードも出来ないチケット。数年前ならBクラスでお釣りが来ます。BKK発券でANC修行に2回行けます。
 うむ。NRT-SFOのアップグレードは72時間前に決定。SFO-NRTはまたあとで。


NRT-SFO
 WWDCであるからして、日本人も結構参加するわけです。知合いの方が名古屋から出発するようなんですが、NGO-SFOのUA830がオーバーナイトディレイだそうである。なんでも玉突きで何日間かオーバーナイトディレイだそうである。空港に到着したPAXはフライト時刻が早まっていると勘違いして喜んでいるそうである。チェックインすると翌日らしい。ケチって名古屋なんかから飛ぶからそう言うことになるのだ。かかかのかぁだ〜。便の多い成田に限ります。
 さて、成田。車で必死に馬力出してリムジンバスを1台も抜くことなく成田へ.....。家からタクシー(呼ぶのも面倒)探して、TCATからバスなんてもの結局かったるいわ。帰り酒が飲めないけどね。
 早い時間のフライトなので空いてますねぇ〜。チェックインカウンターに向うとパスポートを出した途端になんか全部マシンでやってくれちゃったわん。チェックインマシンを使うと白いボーディングパスだそうです。搭乗券の上になにやら見慣れない紙が...。緊急連絡先を書いてもらうための紙だそうです。これは必要なものなのか?少なくともあんたたち(UA達)知ってるでしょ...というかバレてるだろ。
 余裕のチェックイン、余裕の出国(なんと開いていたのは二カ所)で一目散に日本ヘリコプターの待合室に向います。早いせいか大陸系の肌の黄色い関西弁に似た言語を話す方がたくさんいらっしゃいます。これが噂の居酒屋状態でしょうか?
まずはビールでお食事でも......なぁ〜い、「具のパン挟み」がなぁ〜い。「具の酢漬け穀物包み」もなぁ〜い。蕎は...居酒屋状態がこわくて近づけません。仕方なくビールと駄菓子でメールチェックです。
 ビジネスコーナーには黒くて邪魔な置物があります。スカイブルーの光線を発射してます。
 暫くして上海だか北京だかチベットだかのフライトの案内です。一気に言葉の通じない方達がいなくなったと思いきや、忽然と「具のパン挟み」と「具の酢漬け穀物包み」の配給が始まりました。やれば出来るじゃないか....タイミングも心得ているじゃないか....でも、ゲート方面に行くんだよぉ〜だ。
チーズで「酒バー」も楽しみです。
 ボーディングの順番は第1グループがGSとF。第2グループが1KとCです。第2グループ以下はわかりません。今回は2階穴蔵部屋の窓際を頂きました。2階なら窓際で問題なし。世の中には通路側おたくいますが、そう言う方に限ってずっと寝ています。トイレ問題では無さそうです。
Show Time!
 寝ていないこともあり、食事後安らかに.....気が付くとフルーツのお時間です。仕事をするはずが....まずい...久しぶりの短時間フライトになりました。

SFO[WWDC 2007]
 入国はいつになくスムーズ。しか〜し、荷物が出てこない。いつも遅いことは遅いのであるが40分以上出てこなかったぞ。たるんどる。荷物をピックアップして税関を抜けBARTでパウエル方面(つぅ〜かパウエルだな)へ。
 今回のホテルは前回「MacWorldExpo2007 修行」と同じくUnion Square Plaza Hotelです。場所も仲々、お値段も仲々で今やオフィシャルになりつつある。
 荷物を置きホテルの写真も撮らずにいつもの通学路を通ってWWDC会場のMoscone Center Westへ。年々貧粗になるおまけですが、今年のバッグは使い勝手がいいかもしれない。丈夫ならですが....。
 暇な時間を延々と過ごし夕刻のレセプションへ。何かが違う...。開発者の高年齢化が顕著です。メンバーはほぼ同じ。つまり一気に老け込む年齢になってしまったと言うことですな。あ゛自分はいいのよ開発者じゃないから。おたくじゃないし....。レセプションはチャイナタウンで行われたのですが、チャイナタウンへ行ったのは実は初めてという事実。
 WWDCに関しては他が勝手にしゃべるだろうから、ここでは偏った話題(画像?)でいきましょ。まずは通学路を通って会場へ。
 会場まで並ぶ並ぶ。学食までうねうね〜〜並ばせ過ぎじゃ。 初日は最大の山場Keynoteから。
 終了後ランチに入ります。日本人はホットな食事じゃないとダメらしいぞ。刺身と漬け物って暖かいのか?ともかく日本人の食生活はよくわかりません。午後は基本的な今後の方向性を確かめつつおやつです。なにやらカラフルなチーズがあるぞっと。緑色はハーブ入り。ピンク色は何でしょう?フラミンゴ?
 2日目のランチはボックスランチ。結局最終日までボックスランチでした。3時のおやつはクッキ〜。暖かくないと嫌いなクッキ〜。ミルキが無い....。
 夜です。実際にはセッション終了後ね。闇が来るのはこの時期21時くらいだな。来ました。ピザ争奪戦です。昨年人気の無かったサラダはありません。リングサイドには続々ゴングを待つハイエナが集まってきます。
ピザ入場と共にゴングです。人気は当然ペパロニです。配給が一段落すると、テーブルには残骸が...。そのままゴミになる国です。
食後はイベントです。アップルデザインアワードの発表です。
 猛烈な勢いでハイエナのラッシュです。レフェリーも途中から自棄になりトレーからビザを放り出します。
 山積になったピザには誰も手を付けません。当たり前です。ゴミの山は一気に片付けます。やはり「もったいない」という言葉は日本人にしか通用しない証明です。一時場外乱闘が収まりリングの清掃後、興奮は第2ラウンドも続きます。
 夜は「Apple Design Awards」の発表会
 WWDC三日目がやってきた。通学路を無意識に通いつつ、お昼を食べつつ、授業を受けつつ、Cupertinoのアップルカンパニーストアまでお出かけです。(決してお買物ではありません)服を買うと、同じ服だらけになります。おたくの気持ちはわかりますが、おたくの人はおたくじゃない人の気持ちは理解してくれません。おたくじゃない人はコミュニケーションに困ってしまいますが、おたくの人はコミュニケーションできないと怒ってしまいます。
 夜に居酒屋(いわゆるJALのラウンジ?)に行くか、と言うことになったが、サンフランシスコにそれらしきものがは無いそうだ。あっても日本人がだけみたいだな〜。よっぽどサンノゼでやってもらった方が夜は日本人的に楽しいかもしれない。
 めんどくぇから(すまん江戸っ子なもんで)THAI STICKでいいじゃないかと....行く途中(というか数メートル手前)にインドネシア料理があったから飛込んだ。問題なし。中華以外なら何でもいいぞ。和はいいや....。
 四日目のランチはチキンシーザー。夕刻よりはBash[WWDC Bash in San Francisco]です。今年はApple本社内ではなくサンフランシスコ。お祭りにならないじゃないか。寒かったらどうする?
 まずはお酒飲んでもいいわよリストバンドを頂き裏手の公園へ。いやぁ〜狭い。すっかり立食です。でもメニューは充実してますね。ライブはいつものように誰だかわからない人達。ヒップホップも全く乗れず興味なし。ちなみに演歌とヒップホップ以外はiTunesに天こ盛りです。
 "黒いテーブル"はお酒コーナー。今回は寒いのでビールは最初だけで赤ワインを頂きます。更に隣の"黒いテーブル"は中華手巻き寿司コーナーです。でも酢飯ではありません。アボガドとスパイシーツナととびっこと沢庵と...あとなんだ?大好きなとびっこがあったので他は忘れた。日本人のバイト君は「とびっこよこせ」と言うとわかってくれます。"緑のテーブル"のテーブルはなんだっけかな...サラダと鶏?興味ないので忘れた。"赤のテーブル"は固い餃子と固い焼売とチリソース。"オレンジのテーブル"はこれまた大人気のホットドッグコーナー。何故かカーレー風味サテーもあります。パンには興味が無いのでソーセージをおつまみで頂きます。密かにアイスクリーム屋台も人気です。でもビスケットサンドは嫌いです。これもまたひっそりとコーヒーがサーブされてますね。会場と同じ。違う"黒いテーブル"で既にねっとりとしている焼きうどんがあります。焼きそばにしろ焼きそばに!"緑のテーブル"のコーンチップもあります。既に破壊されてコーンチップです。最後に"オレンジのテーブル"でデザートです。ビスケットはパス。
 WWDC最終日。特に何もなくあっさり終了。流石に人は少なくなっていて会場内に設置されたカンパニーストアも暇そう。各Labも人まばら。ゲームだけは空きがありません。3時のおやつを食べてお仕舞い。
 そうそう、このドライヤーってなんとかなりませんかね?どこのも風出ないし....。
 最後の晩餐は知らない人達と。うむ、ある意味感動しました。まさた、あんな所まで歩くとは...しかし、どうして日本の方達はステーキの重さを気にするんでしょう?ステーキは1ポンド以上。油が少なくて旨いから食べられる。小分けにしてどうする....。小皿を貰うのにディッシュと言っているのでウェイターは驚いている。あと8皿も食べるのかい?面白いので黙って見てました。
その後解散してお知り合いと軽く会食。

SFO-ORD-DCA
 これからが修行です。
 週末のSFO。チェックインカウンターはプライオリティーカウンターは空いているが、一般カウンターは恐ろしいほどに混んでいる。外まではみ出している。当然、セキュリティーも長蛇の列。プライオリティーセキュリティーも例外ではない。一緒にいた日本人はとても全員ゴールド以上だと思えないと言っていたが、皆様金色のエンベにうんこ色のボーディングパスですよ。いるんですよ....ゴールドなんてそこらじゅうに...くさるほどね。BARTから行くと一般チェックインカウンターを通るのでかき分けてプライオリティーカウンターまで進むのが大変である。
 軽くチェックインして、セキュリティーにやや並び、ガラッガラのラウンジで一時。なるほど、週末は一般客が爆発するんだな。
 SFO-ORDは国際線仕様の767-300。3クラス制でスーパーエコノミーへアップグレード。前は広いが幅が狭い....。
 ORD到着。この搭乗分別ラインですが実際にはきっちりと運用されていないようだぞ?と言うか客も海士力にしていないような気がする。ボロボロのレッドカーペットクラブで5時間以上の乗継ぎ時間を過ごさなければならない。辛い。
 大好きなレッドプラムがあったのだが、ワックスだかポストハーベストだかで粉吹いていたので、あまりにも暇なのでふきふきしてみました。どうでしょ?食べる気になったでしょ?
 搭乗時間になったので海底トンネルを渡りコンコースBへ。するとディレイです。(今考えるとこれが悪魔のささやきであった)のでので、ちっちゃなちっちゃなちっちゃなレッドカーペットクラブでチーズもぐもぐ。
 DCAは初めて。そもそもWashingtonD.Cの街は初めて。空港はそんなに大きくないが、なんとも独特の雰囲気を醸し出している。

DCA
 初めての地での観光は歩く。歩くぞ〜。
ホテルはウェスティン ワシントン DC シティセンター。なんか署長の家に近いらしいから取った。3月までは違うホテルだったそうである。
 さぁ観光です。世界の警察署長家の裏から表に回り込みます。表にいた団体さんは最高です。画像ではわかりにくいですが、撮影隊の足下には20個余りのカメラが並んでいます。それぞれに納めるんでしょうね。署長の自宅を背にクリスマスツリーとモニュメントですね。署長の家からモニュメントに向い左折してスミソニアン群へ。
惑星ラリーをしつつ航空博物館を目指します。ここで一番人気の高いのが食堂です。マクドナルドの固めに干からび、崩れたピザを食べ、権力争いの土俵へ向います。
 スミソニアン群に近づくと馬糞の匂いがしたのであるが、いました。しっかり権力をお持ち出でした。
 これで第1段階終了です。第2段階はユニオン駅に行ってチャイナタウンによってホテルに戻るだけです。ユニオン駅は「ま、こんなもんでしょ」。チャイナタウンは「お゛そろそろ見えてきたぞ、あの門を越えたところがチャイナタウンだな」って感覚で歩いていたら、門で終了でした。ちっちゃ!
 歩き疲れてホテルに戻り、ロビーでパパイヤ水のお出迎え。部屋に戻ると一瞬の沈黙がやってきたと思ったら気のせいかフライトの時間です。

DCA-ORD-LAX-LAS
 さて、やっと今回の本題です。
空港までホテルカーで向います。ベルに荷物を持って行かれ、勝手にホテルカーに積まれ出発時間です。「をいをい」と思い聞いてみたら「同じレートだよん」だって。よくわからん。
 空港に到着するといきなり「シカゴ行きか?」「そうだ」「キャンセルがあるのよ」「だからどうした」イージーチェックインマシンで確認すると、なるほどドンピシャリです。機械は正直です。元の予約クラスはQなのでQで探します。決してNFなんかで探してくれません。まず、元の予約は.....
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UA609 NF DCA-ORD 0940 1041
UA945 NF ORD-LAX 1255 1510
UA1588 Y LAX-LAS 1644 1755
--------------------------------------------------------
至って普通でしょ?ちゃんとTEDも入れてるし。機械様は「キャンセルだよ〜次から選んでね」とおっしゃいますが出てきたのは.....
--------------------------------------------------------
UA621 Y DCA-ORD 1435 1539
UA1267 Y ORD-LAS 2045 2238
--------------------------------------------------------
をいをい、ORD-LASのTEDを必死に回避したんだぞ。どんだけ苦労したと思っているだ。UAの職員はそんなことは全く知らないのでさっさと手続きを始め「はい、どうぞ」です。ルートもさることながら、時間も恐るべし時間です。今、9時前だぞ。猛烈に抗議し他を探します。他は全く無く「元がLAX経由なんだからLAX経由を探せ」と言っても「このチケットでこのシステムだとだめなのよ」と完全にアホです。ついにはチケットを変更するからチケットカウンターへ並べ。「ふざけろよ」と。他の職員に抗議すると違うカウンターに並ばされます。ここでも凄いことが。なんとカウンターの職員逃走です。現場放棄までするとは....。あったま来たのでまた抗議。前の並べと言われたチケットカウンターで即受け付けです。担当のおっちゃんは話が早い。「DEN経由っていう手もあるぞ」「あ゛ダメだ取れない」「LAXかSFOまで行けない?」って聞くと「IADからならあるぞ、早い便はウェイティングにしとく」これで決まりです。
搭乗券だけ発行して貰ってバッグはIADでチェックインです。
--------------------------------------------------------
UA207 WL IAD-LAX 1217 1435
UA49 Y IAD-LAX 1445 1659
UA???? Y LAX-LAS 1644 1755
--------------------------------------------------------
SEA行きの同じIAD振替えオヤジと「同じLAS行きですね〜」なんて言っていた日本人とタクシーでIADまで。(ここで既に9時)このオヤジ、タクシーはメーターで$52だったのだが、UAにもらった$60のタクシバウチャーでおつりを要求してます。当然却下されます。凄いというかアホというか....。
IADに到着してバッグをチェックインする時に「ウェイティング」の状況を確認すると、最後の一席が取れたようです。NFは一応ウェイティングにして貰ったけどほぼ無理。そして、頂いたのが
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UA207 Y IAD-LAX 1217 1435
UA1588 Y LAX-LAS 1644 1755
--------------------------------------------------------
さすがUAの無駄なハブです。やれば出来るじゃないか。ともかくこう言うときは早く到着することが先決。自分を納得させる説明を求めたり、誠意というよくわからないものを要求するのははっきり言って馬鹿と断言してしまう。クレームはその場でと言うが、それは時間のあるときである。クレームなんて後からで問題ない。
やはり基本的に便数の少ない(就航地は多い)UAみたいな航空会社はこういうとき厳しいですね。
結局本来のLAX-LASの便に間に合うじゃないか。
 久しぶりのIADである。夜に来ないと意味ないんだがな.....。10時前に荷物をチェックインしてセキュリティー抜けてスターウォーズ号でターミナルDへ。時間があるのでD30にある喫煙室を見学して反対側のD3へ。これってターミナルCから行った方が近かったか?
当然RCCも久しぶり。
 Fのウェイティングもこんな時間にリブックされて取れるわけもなくエコノミーへ。こりゃ楽しんでやる。まずは赤ワインを5本ほど頂きます。これでやっと2005年のアルコール券を使い果しました。お食事はチキンサラダを頂きます。なんとトレーダービクスです。ドレッシングは他派のものなんだが....なにがトレーダービクスなんだ?何がどう違う?途中に無くなってしまったペプシの替りにコカコーラを頂き壊れかけそうな状態の体をレッドカーペット倶楽部まで運んでメールチェック。
 ここからはまたTED(正確にはIAD-LAXはTEDでは無いが違いはわからない)です。ここでは短かいフライトなのでシャルドネを2本ほど頂きました。結構美味かったぞ。

LAS
 暑い....。ホテルはBally's。勇んで喫煙室なんていうもんだからバスタブが無ぇ〜〜。洗濯が大変だぞっと。余りの疲労に部屋を変えるのも面倒なのでそのまま。
 翌日はプールへ直行。1時間もすると干からびてミイラ寸前でリタイア。
 カジノでまったりしつつ、MGMまで遠征しつつ、Miracle Mile Shopで滝の広告塔で手を潤わせつつ、観光。
このスプレーアートのあんちゃんの出店が巨大化してます。最初はうんこ座りで手の届く範囲だけだったのが秘書までいます。立派なイベントに化けている。しかし凄い。
 夜はサンフランシスコで海産物卵フェチの血が騒ぎ始めたのでラスベガスで待合せしていた日本人の知人を誘って強引にTODAIへ。料金はどんどん高くなってますね。ちょっとビールを頼んだら一人$40以上だわん。別に美味いわけではない。

LAS-SFO-NRT
 あっと言う間のLASも終了し、一路空港へ。さっとチェックインしてさくっとUS Airways Clubで喉を潤してゲートに向う。
搭乗時間になるとなにやら怪しげな雰囲気。サンフランシスコのコンピュータがダウンして遅れるらしい。クルーのスケジュールを管理しているのもやられたのでクルーも来ない。なんとか30分遅れで搭乗開始。まだ次のフライトに間に合う時間である。SFO乗継ぎの日本人団体客がかなりいたのだがみなさん不安のご様子。現地係員はもうすぐ出発だから大丈夫との外部との連絡が取れたので安心してから去っていった。
 搭乗時のことであるが面白いことがあった。搭乗開始と同時にゲートに向うと後ろから日本人が割り込んで来た。この日本人は団体を引き連れていた。会話から「俺は旅慣れているからお前ら連れて行ってやるよ」のノリなんだろう。並び順は(01)日本人(02)大熊猫(03)白人。こう言うときは黙っていない大熊猫は「日本人は平気で割込みやがる」とかなり大きな声で言った。これからが面白い。
 割り込んできた日本人は(01)の日本人が言ったと思ったのだな。もちろん(01)の日本人もそう思っていたのだだろう。「日本人は平気で割込やがる」に反応して割り込み馬鹿の一言からショートコントが始まった。面白そうだから黙っていた。

馬鹿:何が割込みですか、割り込んでないでしょ(と、(01)日本人に向って言う)
(01):並んでいるのに割り込んだだろ
馬鹿:ここは1Kが最初に搭乗するんだよ
(01)俺も1Kだよ
馬鹿:何言ってるんですか、同じ日本人じゃないですが。
(01)(あきれ顔)
大熊猫:大笑い

さすがアジア人である。1Kなんてゴロゴロいる時代である。特に太平洋線なんか1便当り100人いても不思議ではないし、日本人なんかより中国人の方が1Kが多いと言っても不思議ではない。同じ民族なら何でも有りらしい。さすがオリエンタル。

ちなみに1KよりUGSが先に搭乗できます。

その旅慣れている日本人は通路で荷物が口割れしてたぞ。躓く振りをして蹴ってやりましたが....果てしない自信である。
結局、2時間半遅れで出発。これで完全にミスコネクトです。SFO-NRT UA837は間に合いません。ま、UA852もあるしね。
機内で1時間以上待たされ出発。トマトジュースを飲みつつ景色を眺めつつ乗継ぎの面倒(考えてみりゃそらそうだ。国内線から国際線への乗継ぎに一手間入るのはSFOだけだ。バスを待つか外から回ってセキュリティーを通るかしなければならない)なSFOへ向う。
 SFOに到着するとそこはゲート72とか74辺り。掲示板を見るとUA837も遅れている。(と、いうかSFO自体が大混乱している様子)
ん?20分あるぞ?これは...バスを待っていると間に合わないな...走るか...ゲートが国際線ターミナルに近いこともあって挑戦することに決定。構造は手に取るようにわかっているので体は反応する...セキュリティーで大騒ぎをして通路に出るとUAの係員が「UA837の乗る人はいねぇがぁ〜?」と叫んでいる。走りながら「ゲートはどこだぁ〜」「95だべさぁ〜」。

間に合いました....コネクションタイム11分です。当然新記録です。

 水をもらって、喉を潤し、荷物は間に合わないだろうなと考えつつアッパーデッキで巣作り。17Aだったがアホ白人夫婦が席が離れてしまったと言うから16Aに替ってあげたんだよ〜やっさしぃ〜。さ、寝ましょ。
 この旅の最中に仕事が増えてしまったのでずっと仕事...最近は映画もつまらないしね。
 成田に到着してターンテーブルには行かずに直接バゲージクレームへ。「大熊猫ですけど荷物は届いてませんよね?」
案の定届いてません。「明日で構わないから送ってね」「明後日になったら激怒しちゃうからね」
さ、一息ついたらクレームです。なにせ今回7本のフライト中NRT-SFOとSFO-ORD以外はディレイだらけだからね。
 そして修理週間が始まりました....。まず、成田に預けていた車が炎天下に晒されたらしくエアコン壊れる....更にスーパーコネクションをしたせいで右肘壊れる...更にiBookG4/1.33(Mid2005)のバッテリーが新品のくせに2時間くらいしか持たないので林檎銀座店でクレーム交換....やれやれ...


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